このほど日本の大型経済協力が2件続けてマネレ外務貿易相と森本大使の間で署名されました。
 ひとつは2021年(令和3年)1月27日に署名されたククム幹線道路の第二期工事で、31.59億円の無償資金協力となっています。これによりソロモン諸島政府が全集中して取り組んでいる2023年(令和5年)パシフィックゲーム(アジア大会の太平洋島嶼版)開催までに空港と市内を結ぶ道路全体が改善されることが期待されています。
 続いて2月1日には25億円の緊急支援(有償資金協力)が決まりました。新型コロナウイルス対策のための資金で、ソロモン諸島史上初めての円借款となっています。ソロモン諸島で確認された感染者は今のところ(2月5日現在)国外からの帰国者のみで国内感染は発生していませんが、経済面での打撃は大きく、この資金は感染拡大阻止や社会・経済対策などに幅広く使われる予定です。

◇外務省によるプレスリリースはこちら

ソロモン諸島に対する無償資金協力「第二次ククム幹線道路改善計画」に関する書簡の交換
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008942.html

ソロモン諸島に対する新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援(円借款)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000739.html